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[Interview] Numb -沢山の事象を背負い、共有、結合を繰り返し、音の螺旋を登る、未来へ-

– 今回、6年ぶりのアルバムリリースということで、前作からは比較的期間が長いのですが、リリースを迎えるにあたっての今の心境を教えてください。

ソロとしては、6年ぶりになりますが、6年前に比べると、社会的にも個人的にも、沢山の変化が起こっているので、前回とは見える景色が全然違うだろうなと思っています。リリース前ですが、もう既に感じている部分もあります。

– 今回のアルバムではタイトルトラックの「Helix of Light」を始めとしてほぼ全編でエレクトロニクスなサウンドが展開されているのがとても印象的に感じられます。前作までとの違いや、今回のアルバムに 関するコンセプトを教えてください。

全編、エレクトロニクスである事は、前作と変わりはありませんが、陰の印象が強かった前作に比べて、陽の部分が増していると思います。これだ!という、一つのコンセプトは無いのですが、6年間で自分が体験した事、仕事の事、それに育児とか、原発、地震等、様々な事を考えました。自分が作っている以上、それらの様々な思考は、音として反映されていると思います。しかしながら、あえて、コンセプトはこれだ、という事なら、CDの帯に自分で寄稿した文章、「沢山の事象を背負い、共有、結合を繰り返し、音の螺旋を登る、未来へ」の一部、「未来」という部分が一番しっくりきます。

– これまでのRevirth作品から見てもアートワークにとても力を入れているかと思いますが、今回のアルバムのアートワークに関してのエピソード等あれば教えてください。

様々な事を話し合いながら、思考を共有しながら進めました。音も相当早い段階で渡して、彼女もそれを聞きながら、描いてくれました。なので、音とアートワークのリンクという意味では、今までの中で一番シンクロしていると思います。

– これまで海外でもプレイされてきたかと思いますが日本のクラブシーンとの違いはありましたか?

ここ数年は行っていないので良く分からないですが、ヨーロッパに限定して言うと、様々な面であちらの方が成熟していると思います。

– アーティストとしての活動以外にもレーベルRevirthを主宰しているということで、近年の音楽市場の変化についてどういった印象をお持ちでしょうか?

cisco technoのバイヤー時代にはアナログレコードが物凄い勢いで売れていたので、その当時から考えると、たかが十数年の、変化の急激度に驚きます。

– 今後の活動予定等を教えてください。

Revirthでは、フリーダウンロードにて、2アーティストづつによるスプリット・シングルのリリースを行なってまいります。
第一弾は9月の中旬の予定です。アーティストは”Saidrum × Koichi Shimizu”です。
その後もシリーズ化していきたいなと思っています。
それから、某バンドのCDもリリースします。それにはラッパーもfeaturingされています。
もう直ぐマスタリングも終りますが、とてもよい感じでした。
自分のソロとしては、ライブが幾つかあります。9/21
illsteez eighth aniversary @ nakano heavysick
http://www.heavysick.co.jp/zero/cgi-bin/schedule/sfs6_diary/sfs6_diary.cgi?action=day&year=2012&month=09&day=21

10/6
myth @ WOAL(gunma)
http://members3.jcom.home.ne.jp/woal/pc.html

10/13
tba @ eleven
http://go-to-eleven.com/

11/10
oikos-rhythm @ vi-code(osaka)
http://www.vi-code.com/

11/11
tba @ club mago (nagoya)
http://club-mago.co.jp/monthly_schedule

12/1
MUNCH TIMES Vol.6 @ Navaro (kumamoto)
http://www.bloc.jp/navaro/

– 最後に最近のお気に入りのアルバムを3つ教えてください。

Valtari : Sigur Rós
Music For The Quiet Hour : Shackleton
chimes : Koichi Shimizu

Numb – Helix of Light

2012.10.3 (水) 発売
REVB-0006 ULTRA-VYBE, INC. / REVIRTH
税込価格 ¥2,500 税抜価格 ¥2,381

Tracklist
01 – Darkmatter
02 – Helix Of Light
03 – Vesica Piscis
04 – Torus
05 – Annulus
06 – Cluster
07 – Covalent Bond
08 – Monad
09 – Paradox

All Songs Written, Produced & Mixed by Numb for Ekoune Sound / Revirth
Track 2 “Helix Of Light” is inspired by Alex Peverett from Team Doyobi
All Artwork by sonoe
Masterd by Kimken (Kimken Studio)
A&R, Direction by Naoya Ikeda (Ultra Vybe,Inc.)
Assisted by Kazuo Tanaka for Ekoune Sound / Revirth

http://revirth.com/

Numbプロフィール


HipHopグループである、“Buddah Brand”の、マニピュレーターとしてキャリアをスタートする。
1995年、音楽家/DJの“Calm”と共に、“Karma Musik”を立ち上げ、Numb名義でのアーティスト活動をスタートする。
数枚のシングルをリリースの後、1997年にはレーベル“Revirth”を立ち上げる。Revirthは現在までにNumb自身の作品を含め、CD22枚、アナログレコード34枚をリリースしている。2006年以降は休止していたが、2010年に過去の再発をリリースし、復活を告げた。
そして、2011年にはクラシックをバックボーンに持つアーティストである、Sokifをリリースした。90年代後半より、シンセサイザーや、コントローラー等のエレクトロニック・デバイスやラップトップを用いた、演奏活動も数多く、行っている。過去には、“Fuji Rock Festival”や、“Metamorphose”等、海外ではパリで行われた“Batofar”や、アムステルダムの“Sonic Light”、そしてデンマークの“Future Sound Of Jazz Festival”、同じくデンマークの“Roskilde Festival”等で演奏している。
そして、他の音楽家とのコラボレーションも積極的で、菊地成孔、坪口昌恭のグループである“Tokyo Zawinul Bach”への参加や、タブラ奏者の吉見征樹、シタール奏者の井上憲司とのユニット“Draco”や、元ゆらゆら帝国の、ドラマー、柴田いちろうとのセッション“numbxichiro”や、今年、奇跡的にリユニオンした、ダブバンド“DRY&HEAVY”のダブを担当する等、様々な活動を繰り広げている。
そして、2012年、10/3、約6年ぶりとなる4thアルバムをリリースする。

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