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【Review】Alveol – Every Now Is A New Beginning

前作の「No Point In Holding On」のレビューを書いた際、彼は「本物」のアーティストだ、といった表現を用いさせていただいた。

「本物」だとか、こういった曖昧な表現はレビューにはふさわしく無いかもしれない。
だけれど、私の少ない語彙では、彼の創り出すこの音を他に表現できる言葉が無い。
より正確に言うとすれば、全体としての完成度が素晴らしすぎて言葉も無い。

ミクロな観点であれば、4曲目の「Lyra」のビートは芯のあるビートだ、とか、そういった月並みな表現はできるだろう。

けれども、ただ芯のあるビートなだけではない。彼の創り出す音楽は、一つ一つの音のクオリティ、メロディセンス、展開など、
全てにおいてあまりに素晴らしい完成度を誇っていると感じる。
だから、「本物」なのだ。ただ単に芯のあるビートを創るアーティストはたくさんいる。

これほど高品質な音楽を制作できるアーティストは本当に数少ない。
Alveolはもっと名が知れてほしい。本当に、一人でも多くの人に知ってほしい。
 
ryouta kaizu

【Review】Alveol – No Point In Holding On

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Purl名義でSilent Season等からもアルバムをリリースしているLudvig Cimbreliusの新作がAlveol名義にてデジタル限定でリリース。

一部の本物のアーティストはロックやジャズ、テクノ等といった音楽の”ジャンル”に囚われず自分自身の音楽を追及します。

タイトルトラックでもある、「No Point In Holding On」を聴き、彼もそのような本物のアーティストであるという事を再認識しました。
単純に、”テクノ”や”ダブテクノ”といったジャンルに分ける事ができない音がこのアルバムには存在し、それは彼自身の音楽であり、”Ludvig Cimbrelius”という人間そのものを表現しています。

“音楽は魂の言葉”と彼が語っているように、歌詞が無くても確かに伝わるものがあります。 
その音に込められた言葉を捜すために、私はこのような音楽を聴き続けているのだと思います。

(ryouta kaizu)