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[FEATURES] qurea’s Best 5 Music of 2012

Seiji Takahashi – N41°

初めて聞いた瞬間からここまで繊細で透明な音を聞いたのが久しぶりで衝撃的だった作品です。
ピアノとバイオリンの旋律に合わせ無機質だった電子音が有機的になる瞬間。丹精込めて創り上げられた細かな粒が形づいていく感触と雪が溶ける、水滴が落ちる、滲み込む、そんな情景が浮かぶ絵画のような作品です。

People In The Box – Ave Materia

電子音楽でない作品を選んでみました。
文学的なエッセンスが香る歌詞ですが思考を整える呪文のように口ずさんでしまうことがよくありました。各パートの輪郭がしっかり見えていてそのパートのみを聴き込むことがある作品です。
ギターリフの耳に残りやすさに始まり、波多野裕文氏の声、歪むギターにロックさを感じつつもリズム隊が与える楽曲の抑揚にどうしようもないグルーヴを感じて詞とのギャップに悶える楽曲ばかりです。

Junichi Akagawa / Yaporigami – Nil Bit Berg Horn

ネットレーベルの盛況ぶりが見えた2012年、相互作用を上手く引き出し持ち味のバランスが上手く現れていたスプリット。耳障りの良いメロディが残るJunichi Akagawa氏のトラックと勢いのあるノイズ中心のYaporigami氏のトラック、素材を交換しただけあって面白味がみえていた作品。
一度に二度美味しい感があり実力派ビートメイカーの真髄がみえた作品でした。

AVATISM,CLOCKWORKS(C/W) – ARCHETYPES EP

グルーヴ感のある楽曲のコンビネーション。
Clockworkのメロディ感を残しつつAvatismのミニマリズムで味付けされたディープトラックが際立つスプリットです。One Trick Ponyをtechno set DJの際によく使ってました。ぐっとフロアの引きを寄せるトラックです。

Brian Eno – Lux

19年ぶりとなる待望のフルアンビエント作品は規則的な音階を保つ相互作用が働くコンセプチュアルな作品。各楽曲が約19分で構成されており眠りに落ちるまでのベッドタイムによく聞いていました。
注目すべきところは限定仕様版がSHM-CD(スーパーハイマテリアルCD)であり、民生機での高忠実再生を可能とする仕様を採用していることでした。マスタークオリティに限りなく近い音質で楽しむという意識のきっかけを与えてくれた一枚です。

qureaプロフィール

click,minimal techno,electronica DJ,moph records所属。
98年より関西にて毎週4年に渡りUSEN放送でのmixshow放送、
FAMFATAL@大阪、ADAM@京都metro、monogram@京都worldのレジデントDJとして活躍、
Darren Emerson,Magda,Ellen Allien,Miss Kittenを筆頭に
数々の海外アーティストと共演、フロントアクトを務める。

06年より活動の拠点を東京に移しmie kashiwagiより変名。
「Phenomana」@渋谷Moduleなどを経て都内クラブで活動中。
09年に京都精華大学にて開催されたWEB系イベントdotFesにて拡張現実技術を用いたAR三兄弟のインスタレーションとのコラボレーション、東京工業大学にて開催されたMAKE:Tokyo Meetingにて磁性流体ビジュアライザ+PICnomeとのライヴインスタレーションに参加する。
10年には渋谷FMのRedbull music academy内にてDJ mixが放送され、Inside Out Japan vol.29 feat qureaとしてDJ mixが公開。

近年はDJとしてプレイスタイルにelectronicaを加え、web系イベントAPMT、TokyoMaxUsersGroupによるTMUG、ネットレーベルBunkai-kei RecordsのOut of DotsやRe-Union、渋響@長野県渋温泉郷に参加。
composerとしてMEN’S Precious誌面企画AR三兄弟のLOUIS VUITTON/Cartier 拡張iPhoneアプリなどへの楽曲提供、34423(miyoshi fumi)とのlaptop processing/電子工学による実験的アプローチユニット「mimimi」など活動の場は多岐に渡る。

http://mophrec.net/
http://www.qurea.org
https://www.facebook.com/qurea9